型枠工事
建物のコンクリート部分を形成するために必要な「型」をつくる作業で、マンション、商業施設、住宅などの建設現場では、柱や梁、壁、床などをコンクリートで造ることが一般的で、そのコンクリートを流し込むための枠(型枠)を木材や金属などで正確に組み立てていきます。型枠工事は、建物の強度や仕上がりに大きく影響する重要な工程であり、工事の精度や安全性が大切です。

土木工事
私たちの生活を支えるインフラ(社会基盤)をつくる工事のことで、道路や橋、トンネル、河川の整備、上下水道、造成工事などが代表的で、暮らしの安全や便利さを守るために欠かせない仕事です。また、建物を建てる前の土地の整地や基礎工事も土木の分野で行われることが多く、建築工事の基盤を支える存在でもあります。見えにくい部分ですが、社会全体を支える重要な役割を担っており、高度な知識と技術が求められます。

擁壁工事
傾斜地や段差のある土地において、土砂の崩れを防ぎ、土地を安定させるために壁を築く工事のことです。特に宅地造成や道路整備、住宅・マンションの建設時などに多く用いられ、斜面に家を建てる場合や高低差のある敷地を安全に活用するためには欠かせない重要な工事です。擁壁には、コンクリートブロックや鉄筋コンクリートを使用したものが多く、地盤の状態や水の流れ、荷重などを計算して設計・施工されます。

造成工事
住宅や建物を建てるために土地の形や状態を整える工事のことで、山や傾斜地、凸凹のある土地を平らにしたり、地盤を強くしたり、排水設備を整えたりして、安全で使いやすい宅地や事業用地をつくります。造成工事は建物を建てる前の大切な準備段階であり、この工事の良し悪しが建物の安全性や長持ちに大きく影響します。また、災害に強い土地づくりにもつながるため、計画的かつ丁寧な施工が重要です。

外構工事
家の外観や機能性、防犯性、快適さを高めるために行うもので、門扉・塀・フェンス・駐車場・アプローチ・庭・ウッドデッキ・照明・植栽などを行います。また、歩道や広場の舗装、車止めやベンチの設置、フェンスや植栽、排水設備、案内板、照明、バリアフリー対応のスロープなど、施設の安全性・利便性・景観・環境保全を考慮した整備が行われます。利用者が安心して快適に過ごせる環境をつくるために非常に重要で、見た目の美しさだけでなく、機能性や公共性も求められます。
